
昔、苦労して弾いた曲の一つが、ショパンのバラード第2番。
師事していた教授に、クロイツァー版をしてされたので使用していました。
かつて、日本のクラシック音楽界で有名な、クロイツァー先生が校正された楽譜です。
苦労して弾いた割に、なんだかイマイチのまま終わってしまった曲で、弾きこなせないまま終わったのでした。
最近になって、ものすごく久しぶりに練習をはじめ、ある程度弾けるようになってから、ショパンを弾くときに大定番の、パデレフスキ版を使用してみました。
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そうしたら、まあ~、思った以上に、本当に違うんです。
フレーズ、指使い、ペダル、そして音そのものまで。
しかも、当時、なかなかはまらなかった音が、一発ではまるようにもなりました。
でも、その反対に、書かれている指番号で弾くと、どうも音が飛び出してしまい、うまくフレーズが歌えない箇所も出てきました。
ショパンの場合、特に、楽譜によって、色々な解釈がある気がします。
ショパン自身が、お弟子さんによって、色々と指示を変えていますしね。
苦労している割に、なんだかイマイチ弾けないというときは、思い切って楽譜を変えてみるのも、良いかもしれませんね。
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