
発表会に向けて、いつにも増してハイペースにレッスンを進めています。
殆どの生徒さんは、発表会で緊張するものなので、そのような時でも実力が存分に発揮できるように、通常のレッスンでの曲の仕上がりよりもハイレベルを目指したいものです。
・・・と思ってレッスンをしているのですが、なかなかそうはいかないケースもあります。
音読みが出来て、一通り通して弾けたら完成と思ってしまっているケースですね。
確かにパッと聴きますと、ある程度すらすらと弾いているので、「あっ、弾けている」と思われがちなのですが、スタッカートやスラー、強弱などの基本的な音楽表現をしていないので、一本調子な演奏になってしまうのです。
レッスンで色々と指摘しても、なかなか生徒さん自身がピンときていないと、レッスンで治っても1週間たったら元に戻っている・・・という悲しい結果になっていることもあったりします。
そうなると、1歩進んで1歩下がる、という感じで、上達しているのか、少々疑問に感じてしまいます。
ピアノは作品やピアノの音を通して、色々な表現をするものなので、すらすら弾ける先を、常に意識したいものです。
でも、それをどうやって生徒さん方に納得して、意識を向けてもらうのか?
意識を変えてもらうことは、かなり難しい問題です。
- 関連記事
-
- ピアノレッスンの目標
- 発表会2週間前の生徒さんの様子
- ピアノが上手なポイント!?
- 小学生に大人気の曲
- 2012年の発表会の曲決め