秋も深まってきますと、いよいよウィンタースポーツが始まってきます。
今、アメリカではフィギュアスケート・グランプリシリーズが開催されていますね。
スケーターの技術と、演技や衣装の華やかは、見ていますと、スポーツ、というよりも、もはや一つの立派な芸術のような気がしています。
そんな美しく華やかな世界に、無くてはならないものが、音楽です。
その中でも、特に好まれているのが、オーケストラの演奏でしょうか。
あの、迫力と、壮大なスケールは、やはり、オーケストラにしか出せない世界です。
ピアノのせんせいをしている立場からすると、ちょっと悔しいのですがね。(笑)
まあ、以前、浅田真央選手が、ショパンの幻想即興曲にあわせて、演技をされた時には、
やったー、ってひそかに、思っちゃいました・・・
さて、今行われている女子のシングルでは、ミキティが、バレエの「ジゼル」にあわせて演技をされるそうです。
この「ジゼル」を作曲したアドルフ・アダンは、ほとんど知られていませんが、時代としては、「歌の翼に」や「結婚行進曲」でおなじみのメンデルスゾーンや、先程お話した「幻想即興曲」や「子犬のワルツ」で有名なショパンと同時期の作曲家です。
しかも、このアドルフ・アダンは、パリで活躍をしていて、今でも超有名な「パリ音楽院」で教えていたんだそうです。
ショパンもパリで活躍をしていましたから、もしかしたら、接点があったかも知れませんね。
ミキティや他の選手の演技が楽しみではありますが、どんな音楽に合わせて演技をするのか、という事にも注目したいですね
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