大人の生徒さんとショパンとエラールのピアノ

2008年11月07日

70代の生徒さんAさんは、小さい頃からピアノを習ってきた方です。
70代といいますと、おそらく女学校の世代です。
こういう時代にピアノを習っていたと言うことは、けっこうなお嬢様だったのかなあと思って

います。

しかも、ご自宅で使っているピアノは、ヤマハではなく、海外の輸入ピアノなのです。
輸入ピアノといっても、中国とか韓国の安いピアノじゃないですよ。

世界的に有名なメーカーのエラールのピアノなのです。

s-IMG_2108.jpg

すごいですねー。
私も以前、ご自宅にお招きいただき、弾かせていただきましたが、とても柔らかい音の出るピアノでした。
けっこう古いピアノなので、確かろうそくを立てる台が付いていました。
もう、こうなると、絵画の世界ですよね。

「いいピアノをお持ちですねー」といいましたら、
「まあ、みなさん、そうおっしゃるんですけどね、年に2回調律をしなくちゃいけないし、調

律代もけっこうお高いんですよ」といっていました。
こんなに良いピアノをお持ちですから、さぞや大満足で愛用しているのかと思いきや、どうし
ても手放しで喜べない事情があるのです。
それは、このAさん、大のショパン好きなのです。
「愛しのショパンさま」なのです。
ショパンは調子の良いときは、プレイエルのピアノを弾き、調子の良くない時は、エラールの
ピアノを弾いた、という有名な逸話が残っているのです。
調子の悪い時にエラールを弾いていたなんて、ショパン好きならば、確かに、ちょっと引っか
かりますよね。
このお話は、調子の良くない時にエラールのピアノを弾くと、その調子の悪さをピアノがカバ

ーしてくれる、という意図なんです。

とりあえず、そのお話をしてはおいたのですが、やはり「うーーーーん」と思っているような

んです。
確かに、心中複雑かもしれませんし、ちょっとかわいそうかな、なんて思っちゃいますが、ね

(笑)
でも、音楽教室やピアノ教室で使っているピアノや、ピアノの先生自身が使っているピアノよ

りも、名器と言われているピアノをお持ちで、それを使って日々ピアノの練習をしているなん
て、いやー、ホントうらやましい限りですね。
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この記事へのコメント
No title
こんばんは!はじめまして!社会人のピアノ再開者です。
ブログでコメントされている、少女の絵のピアノは、確かプレイエルだと思うのですが?
エラールのピアノ、私も弾いてみたいです。
Posted by ぴあ | URL | 2008-11-08 [編集]
No title
ご指摘の通り、ルノアールの絵は、エラールではなく、プレイエルですね。
あわてていて、思いっきり間違えてしまいました。トホホ。。。
ご指摘、ありがとうございました。
Posted by ふーちゃん | URL | 2008-11-08 [編集]
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