生徒さんの言葉とベートーヴェンのピアノソナタ

2008年11月09日
以前、ある男性の大人の生徒さんが、
「前にやったこの曲、もう一回、ちゃんとやりたいんだよね。今だったら、もっとちゃんと弾けると思うんだよね」
と言っていたことがありました。

その時は、そのときでちゃんとピアノを弾いていて、ある程度完成させて、終わらせたんですが、どこか納得できていなかったんでしょうかね。
また、ちょっと期間を置いて、また同じ曲を弾いてみますと、その時には見えなかったものが見えたり、その時に感じなかったものが、感じられたり、色々と発見があります。


s-IMG_1859.jpg


ふと、先程の生徒さんの言葉を思い出し、私もここずっと、表紙だけしか見ていなかった曲集を手にしてみました。
それは、ベートーヴェンのピアノソナタです。
ベートーヴェンのピアノソナタって、ピアノをちょっと専門に勉強する人にとっては、必須教材ですよね。
ピアノの新約聖書なーーんて、言われていますし。

だから。。。なんでしょうかね、ホント好きじゃなかったふらふら

なんか、面白みがない、というか・・・ショパンとかリストとかの方が、ダンゼンかっこよくて、ピアノが上手そうにみえるしねハートたち(複数ハート)

しかも、わたくし、ああいう、しっかりした音が持ち味でないんですもうやだ〜(悲しい顔)
どっちかと言うと、軽い音の方なんで。

だから、ベートーヴェンのソナタって言うと、
「うわ~、ベートーヴェンかあバッド(下向き矢印)」って、やらされていた思い出がよみがえってきちゃうんですよね。

そんな中、ペラペラと片っ端から弾いていき、気が付いたら、はるか昔、ものすごーーーーーっく、苦しめられた音大の入試の曲になっていました。

うわあああ、これかあ・・・・がく〜(落胆した顔)

と思いながら、弾き始めました。


あれっつ???
こんなんだったっけ????

ものすごく、ステキな曲だったんです揺れるハート
ベートーヴェンの後期のソナタなんですが、ベートーヴェン特有の、なんとも言えない奥深い美しさが、どんどん見えたのです。

「私、ホントにコレ弾いたんだったっけ?」という気分でした。

あの時、必死に練習して、まあ大学に入れたわけですが、この曲のよさが、全然わかっていなかった。。。
何を弾いていたんだろう、あの時。。。


新しい曲に、どんどんチャレンジするって楽しいし、ワクワクするけれど、はるか昔に弾いた曲を、今一度弾いてみるって、コレもまたとっても大事なんだって思いました。

昔弾いた曲なのに、新しい発見をするんですよね。なんだか不思議。

ピアノの生徒さんの言葉って、ものすごく、よいお勉強になります。
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