大人の生徒さんMさんは、ピアノを始めて6・7年ほどたちます。
大人になってからピアノを始めた方です。
昔からピアノに憧れていたそうですが、なかなか始める機会がなく、そんな中、お子さまはど
たようです。
大人の生徒さんでご年配の方の場合、そのようなきっかけで始める方が多い気がします。
このMさんは、月に2回ピアノ

き続けています。
ちょっとテンポの速い曲で、左手の和音の種類が多彩なので、まあ、難しい曲だとは思いますが。
しかも!?この曲だけを1時間のレッスンで、弾き続けているのです。
ピアノの先生から見ますと、コレってけっこうツライです。。。(笑)
大人の生徒さんの場合、1回のレッスンで1曲弾く、ということは多いんですがね。
ピアノ

していいかな」というラインがあります。
また、曲によって「この曲は、ココとココが出来たら、まあOkかな」ということもありますね。
これに添って、練習しているピアノの曲を終わりにするのか、次回に持ち越すのか、決めてい
ピアノ

このMさんの場合、少なくともここ1ヶ月は、「まあ、大体弾けているから、マルでいいかな」と私は、思っているんです。
なので・・・
「あっ。今の演奏、けっこう良かったですね。すらすら~と弾かれていましたし、この部分も出来ていましたし。いいんじゃないですか・・・」なーーんて、マルを促してはいるのですが、どうもMさん自身が納得されていないのです。
なので、先程みたいに私が話しても
「あっ、まだ時間あるわよね。じゃあ、もう一回」といって、ピアノを弾き始めるのです。(笑)
すごいですねー、この向上心。この粘り強さ。
私だったら「ピアノ

この違いはなんでしょうかね、性格の違いなんですかね。
なので、今日のピアノレッスンでも2回ほど、けっこうバッチリピアノを弾けていたのですが、持ち越しになってしまいました。。。
でも、帰りがけにMさんが
「せんせい、私この曲、もう半年も弾いているのよね。こんなんじゃ、いつまでたっても終わらないかしら。」とおしゃるのです。
「あーー、まあ・・・でも、この曲けっこう難しいですからねえ。では、次回でおしまい、という事でいかがですか、ちょうど、11月いっぱいで区切りもいいですし」
「そうねー」
でも、きっと、この調子だと、来月に持ち越しかなあ。。。(笑)
ピアノの先生としては、Mさんの向上心と粘り強さを、チビッコたちに学んで欲しいところです
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