小学生のMちゃんがレッスンにきました。
とーーーってもおとなしくて・・・というか、おとなしいを通り越して無口な子なんです。
返事すらしないで、首をちょこんと振るくらい。
始めは、あまりの無口ぶりに、わたくし自身がまいってしまい、
「うーーーん、なんだか一人芝居をしているみたい」っと、テンションが下がってしまうくらい。
でも、今は「まあ、こういう子だから」と思えるようになりました。
ある種、割り切れるようになったんですかね。
しかも?!
お顔の表情も殆ど変えないんです。
それも、正直、まいってしまった要因ですね。
笑った顔をほとんど見たことがないんです。
それが、今日のレッスンで・・・
ピアノを弾こうと思った時に、突然こう言ったんです。
「30日、(私の)誕生日」
「へえー、そうなんだ。30日って明後日じゃない。おめでとう!!じゃあ、その日はお家の方といっしょに、お祝いをするのかな」
首をふる。
「そう。じゃあ、ケーキとかも食べるのかな」
首をふる。
「前のお誕生日はどんなケーキを食べた?」
「ショートケーキ」
「そうなの。。。」
これで、トークはおしまいかな、っと思った瞬間、Mちゃんが自分から、話し始めました。
「・・・、ホントはね・・・・。チョコレートケーキのほうが好きなの」
驚きました!!
自分のホントの気持ちを話してくれたのは、初めてだから。
「そうなの。Mちゃんは、ホントはチョコレートケーキが好きなの。それ、お母さまに言ったの??」
「うん」
「お母さま、なんて言ってた??」
「うん・・・・、忘れたって(笑)」
おおーー、初めてMちゃんの笑顔を見ました。
「そっかあ、お母さま忘れちゃったから、去年はショートケーキだったのね。じゃあ、今年はお母さまに、チョコレートケーキがいいなあ、ってリクエストしてみたら??」
「うん」
「じゃあ、来週のレッスンの時に、お誕生日のケーキが何になったのか、教えてね」
「うん!」
やっぱり、笑顔って、一番いいですね。
こうやって、その子その子のペースで、打ち解けてもらえたら、ピアノの先生としては、嬉しいです
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