
昨日、TVE特集で辻井伸行さんが優勝して話題となった、バン・クライバーン国際ピアノコンクールの特集をしていましたね。
1か月ほどかかるコンクールの舞台裏が次々とみられ、当時の緊迫した空気と、それぞれの参加者の雰囲気や息遣いなどがリアルに感じられ、見ているこちらもドキドキ、ハラハラしてしまいました

その中で、辻井さんがピアノコンチェルトで指揮者と、どうやってタイミングをあわせるのか?という興味深い一面がありました。
通常では、コンチェルトに限らず、誰かと合せる時には、お互いに顔を見て、目を見て、タイミングを合わせるものです。
でも、彼はそうはいかないですよね。
始めは指揮者の方が、「何拍数えてから、次の音を弾くのか?」と質問し、合わせようとしていましたが、イマイチタイミングがあっていなかったんです。
そうしたら、辻井さんの方から「指揮者の息遣いで合せられる」と言うので、やってみたらピッタリのタイミングで合ったんです。

コンクールの審査員も話されていたのですが、辻井さんの聴力は驚くべきものですね。
審査員の方も、辻井さんの演奏を「奇跡だ!」と絶賛されていたことも、印象に残りました。
日本を代表するような、素晴らしいピアニストになっていただきたいものですね

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