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子供のピアノ発表会では、どんな作曲家の曲が選ばれているのか、また人気があるのか??
ピアノの先生である私自身も、大変興味があります

なかなか一概には言えないのですが、それでも「何かしら傾向とかないのかなあ~」と、ちょっと気を付けてみてみました。(私の生徒さんだけではなく、他の生徒さんの傾向も見てみましたが、一斉にピアノ教室を挙げてアンケートをしたわけではないので、かなり狭い範囲でのお話になってしまいますが。)
まずは、小学3・4年生くらいまで。
小学3・4年生くらいまでは、ギロック・ブルグミュラー・ベートーヴェン・湯山昭さんが人気かなと感じています。特に、湯山昭さんのお菓子の世界は、だいぶ前から持っていますが大変重宝しています。
どれも曲の長さが手頃で、題名も良く(イメージがわきやすい)なによりキレイなんですよね。
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個人的にも大好きな曲集です


次は、小学校5・6年生辺りです。
小学校も5・6年生になりますと、上手な子、上達の早い子はけっこう先まで進んでいます。
5・6年生くらいの子達が発表会で弾いている曲は、ギロックもいますが、ベートーヴェン・湯山昭さん、モーツァルト・メンデルスゾーン・バルトーク辺りでしょうか。
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メンデルスゾーンを始めて弾く子たちには、この無言歌集が一番入りやすいですよね。
メンデルスゾーンは、富裕な家に生まれましたが、さすが上流階級のご子息様



ちなみに、わたくしは「二重唱」が大・大・大好きです



次は、中学生です。
小学1年生や幼稚園/保育園生でピアノを始め、中学生くらいになりますと、ある程度は譜読みも出来るようになってきています。また、音色などにも意識が向けられるようになりますし、音楽的にも、段々とわかって弾けるようになってきます。
そういう時期だからなんでしょうか、発表会でよく選ばれているものを見ると、ガラッと傾向が変わります。
ベートーヴェン・ドビュッシーがぐんと増えてきます。でも、圧倒的に、ぶっちぎりに、ダントツで多いのは・・・
そう、ショパンです

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ショパンは、通常パデレフスキー版が一番人気だと思いますが、コルトー版は解説が丁寧で練習方法などもあって、私は個人的にスキですね。なんだか、説得力も感じますし。
ショパンはノクターンも弾かれますが、やはり何といってもワルツが大人気です

ショパンの作品は、ご存じの方も多いと思いますが、難しいものは ホントに難しいんですよね。私も、かつて師匠に何度ダメ出しをされたことやら・・・・
そんな中で、ワルツはショパンの第一歩としても、とても入りやすいですね

そして最後は、高校生です。
高校生ともなりますと、もう相当弾ける子たちがいます。
こうなると、わたくしのようなピアノの先生はけっこう大変です。教えるために、まずは自分が弾けるように練習しないといけないですしね

そのため、プログラムをみると「うげえ~、誰がこの人を教えてるの~??よくこんな難しい曲を教えられるなあ」って思います。
発表会でよく選ばれているものは、やはりショパン・ベートーヴェンが多いですね。
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この楽譜は、たまたま生徒さんが見つけてお買いになったのですが、有名な曲ばかり勢ぞろい




ちなみに、高校生ですと、ポロネーズやエチュードが人気です。
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