「音大卒」は武器になる

2015年03月18日
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音大生の頃、友人たちと話していたのは、「将来、自分の子供は音大に行かせない」という事でした。
音大に通っているにも関わらず、将来がなかなか厳しいという事を、感じていたのです。
一般の大学に比べて学費がかかるのに、卒業後も、そう簡単にペイできないことを、十分分かっていたのですね。

入学したての頃、音大の教授に、授業の中で「君たちがここにくるまでに、ご両親は高級外車数台分もの金額を、払っている」と、面と向かって言われたものです。

そうですよね・・・。

ピアノのレッスン代は、月謝ではないですし、レッスンのための往復交通費、長期の休みのときや、試験前にはレッスン回数も増えます。
それを、何年も続けるわけですし。
それ以前に、グランドピアノに買い換えたり、場合によっては、アビテックスなど防音の部屋も用意する事になります。
そして、ソルフェージュのレッスン代。
夏期講習などの費用。

こうして書き出すと、なかなかスゴイ金額になりそうです。

こうして、なんとか音大に通うことになっても、いざ卒業が近づいてきますと、就職などの問題にぶつかります。
私は当初から、ピアノ講師を希望していたので、すんなり進みましたが、一般企業を希望していた友人は、なかなか苦戦していたようですね。
面接に行くと、必ず

「なんで、音大に行っているのに、一般企業を希望するのですか?」と聞かれたそうなのです。

音楽が好きで、音大に通っているのなら、音楽を仕事にしないのですか?ということなのでしょう。
素朴な質問という事なのでしょうが、面接官に理解してもらえるような説明をするのは、なかなか難しそうですね。

でも、この「音大卒」は武器になる を読むと、もっと視野が広がり、考え方が柔軟になりそうな気がしています。

ちなみに今は、音大に行って、その後、音楽教室のピアノ講師になるにも、かなりハードルがあがっています。
芸大卒も、大学院卒業も珍しくないですし、パリなどの海外のアカデミーの卒業者も、普通に、町の音楽教室のピアノ講師に入ってきます。
単なる音大卒だけでは、音楽教室のピアノ講師になるにも、かなり大変な世の中になっている気がします。。。

「音大卒」は武器になる

大内 孝夫
ヤマハミュージックメディア

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この記事へのコメント
「音大卒・・・」著者です
拙著を採り上げて頂きありがとうございます。音楽から学ぶもの、得るものは本当に大きいと思います。音大に行くか否かは別にして、ピアノ教室においても大事な教育がなされていると感じています。生徒が先生から受ける影響はとても大きいようです。貴教室にて今後も多くの優秀な生徒を輩出されることをお祈り申し上げます。
Posted by 大内 孝夫 | URL | 2015-03-21 [編集]
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