
ピアノのレッスンをしていて、どんどん実力がついてきますと、コンクールやオーディションに参加することがあると思います。
演奏に対して点数をつけるとか、合否をつけることに、以前はかなり否定的な考えを持っていました。
もちろん、今でもあまり気持ちの良いことではないですし、一生懸命演奏しているのに、「あなたは間違えたから不合格ね」みたいな音楽の聴き方は、ちょっと違うかなあ~という気はしています。
でも、「コンクールなどに出場することで、のびる生徒さんがいる」という事を体験談として聞いたりするうちに、少しづつ考えが変化しました。
日ごろから練習をかなり頑張っている生徒さんの中で、「このくらい弾けていれば、ある程度は良い結果が得られるのでは」という生徒さんに、ちょっと勧めてみています。
もちろん、生徒さんのお母様方には、コンクールと言う特質上、良い結果が得られない可能性もあるので、その時はフォローをお願いします、という事をお話しています。
生徒さん自身にも、真剣な顔で「上手な人ばかりが出るから、良い結果じゃない事もあるよ。それは出る人全員が同じだけどね。だから絶対に出てね、とは言えないわ。だから、よ~くおうちの人と相談して、決め手ね」とお話をしています。
生徒さんを初めてコンクールに出した時は、本当にドキドキで、口から心臓が飛び出そう、とhが、このことか!という位に、緊張したので、その時にあったらよかったなあ~という本を見つけました。
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これから、コンクールなどに参加する生徒さんも、まだまだ出てくると思うので、手元においておきたい気がしています。